【これ、いくら?】陸自普通科隊員の装備金額を計算してみた

【これ、いくら?】陸自普通科隊員の装備金額を計算してみた

陸上自衛隊の一般的な普通科(歩兵)装備、色々とレプリカなどは出回っていますが、果たして官品で一式揃えると、どれくらいのお値段になるのか。

平成28年度の契約情報などより、計算してみました。

なお、基本的に契約価格を税込みとして、そこから消費税を省き、おおよその金額として割り出しています。

また装備品については、あくまでも大まかにまとめてますので、あれが足りない、これが足りないというご指摘はご勘弁ください。


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普通科の標準装備・89式小銃の価格

一般的な89式小銃の場合、平成28年度契約情報から一丁あたりの金額は

約28万7400円

となっています。

ただし調達数によって、金額が微妙に変わっており、参考までに平成27年度では

約27万2000円

でした。
(平成28年度3000丁契約、平成27年度4217丁契約)

身に付ける装備品のお値段

88式鉄帽2型(通称テッパチ)→1個・55000円
(本体価格、迷彩柄の覆いは別途約2000円)

戦闘ゴーグル2型→4600円

戦闘服2型(迷彩3型)→1式・13500円
(アンダーウェア戦闘下衣、別途約1500円)

戦闘膝肘当て(膝肘パッド)→1式・12000円

戦闘弾帯→2400円

89式用弾入れ→1500円×装備個数

戦闘手袋一般用→2300円

戦闘靴2型(半長靴)→15000円
(ちなみに靴はワー○マンでよく見るミ○リ安全製など)

ここまでを標準的な戦闘服装備とすると、おおよそ

1人あたり約11万円

futuu

89式小銃の価格を入れると、一人あたりは最低でも、おおよそ40万円掛かっている計算になります。
これに防弾チョッキなども付きますので、隊員1人の戦闘用装備は最低でも50万円くらいにはなるのではないでしょうか。

ちなみに防弾チョッキですが、契約情報に数量の記載が無い為、単価が判明しませんでした。ご了承ください。

その他装備のお値段

戦闘雨具2型(レインコート)→17500円

戦闘背のう(リュックサック)→26000円

個人用防護マスク(いわゆるガスマスク)→43000円

個人用防護衣・フード→130000円

個人装備で最も高価な装備品は?

01式軽対戦車誘導弾や機関銃など、特殊な装備品を除くと、恐らく最も高価なのは

個人用暗視装置 JGVS-V8だと思われます。

お値段平成28年度契約の税抜で

87万5000円 w( ̄Д ̄;)w 高っ!

 

一説に第二次大戦の頃と比べて、歩兵の個人コストは10倍になったと聞いたこともありますが、こうやって実際に調べてみると、一理あるなと思うのです。