自衛官の中でも、特に特殊な装備を扱う戦闘機パイロット。

耐Gスーツなど、着用している装備も、特殊なものが多いです。

戦闘機パイロットが身に付ける装備は、一体どれくらいのお値段がするものなのか。

防衛装備庁の契約情報より探ってみました。

航空ヘルメット

航空自衛隊向けに納入されているヘルメットは正式名称「FHG-2」といいます。

helmet

製造メーカーはオートバイやレーサー用のヘルメットでも一流メーカーとしてしられる「SHOEI」。
何かと輸入品が多い戦闘機用の備品ですが、ヘルメットは国産品なのです。

で、お値段調べてみたところ平成28年度納入価格で

128個 12,441,600円

一個あたりで、消費税を除くと

90,000円

SHOEIのヘルメットで最上級のモデルが税抜60,000円くらいだったと思うので、市販品の最高級ヘルメットより更にお値段高いということになりますね・・・
(生産ロットが非常に少ないというのもあるんでしょうが)

なお、陸上自衛隊のヘリコプターパイロットが被っているヘルメットも、戦闘機用と非常によく似ていますが、メーカーは同じで型番が違います。

こちらはFHG-1(2型)または航空ヘルメットAH用です。
(画像はAH用)

hel2

航空自衛隊も以前は、このFHG-1を使用していたのですが、現在このタイプは陸上自衛隊のみに納品されています。

ちなみに、こちらのお値段は

85,590円

FHG-2と比較すれば値段は安いですが、それでもやはり高価ですね。

なお、極々稀に、本物かどうかは分からないものの戦闘機用のヘルメットがオークションなどに出ることがありますが、状態によっては○十万の値段がザラに付きます・・・

耐Gスーツ

戦闘機パイロットならではの装備と言える耐Gスーツ。

高G負荷時に、下半身を圧迫することで頭部や上半身の血流を保つための非常に大事な装備品です。

こちらは空挺団用のパラシュートなども製造している藤倉航装が納品しています。

なお平成27年度の納入実績では、正式名称は「耐G服 JG-7」です。

で、こちらのお値段

176着で27,635,472円。

これまた1着単価と消費税を抜きますと

188,150円

税込で20万円くらいになります。

やはり、パイロットの命に関わるだけあって高価ですね・・・

ちなみに航空服は夏服が約2万円、冬服は2.3万円ほどします。

普通科隊員の装備品が全てまとめて11万円(防弾チョッキ除く)と言われているので、パイロットの装備品は全部でその3倍くらい高い計算になります。

戦闘機パイロットは非常に厳しい道のりだと言われますが、個人用の装備だけでも、これだけ高価な品を税金で使うと考えると、やはりそれなりの厳しさが求められるのでしょうね。

痛飛行機弐