航空無線でよく聞く言葉②

航空無線でよく聞く言葉②

航空無線でよく聞く言葉②

前回の①に続きまして、第2弾です。

①NEGATIVE CONTACT

CONTACT(コンタクト)という言葉自体は

「ALPHA01 Contact tower」(アルファ01タワーと通信してください)

などというように、特定の相手との通信を繋ぐ事を指示する使い方もしますが、今回はちょいと意味が違います。

ここでのContactは相手を「確認する」という意味です。
それがNegative=否定、つまり「此方から確認できません」という意味になります。

交信例としては、以下のような使い方をします。

「ALPHA01. Two EAGLE 5mile South」

「Negative contact. ALPHA01」

飛行場管制(TWR)が交信対象機(A01)に対して「5マイル南にイーグルが2機飛んでます」と飛行場空域の状況を伝えているのに対して、「5マイル南にイーグル2機、こちらからは見えませんよ」と返答しているんですね。

②PITCH OUT

これを覚えておくと、写真撮るときに何かと役に立つと思います。

「ピッチアウト」、これ基地上空でオーバーヘッドアプローチを行って着陸へ移行します、という意味合いです。

dsc_2965

dsc_8374

c1

dsc_4570

こんな感じの写真を狙いたいなら、この機は逃せません。
(なんか変なのが一枚混じっている?気のせい気のせい。
直角旋回腹見せブレイクする輸送機などある訳が…)

ただ、無線の状態なのかもしれませんが、パイロットや管制官によって癖のようなものがあるのか、たまーに「ピッチ」とだけしか言っていないこともあるような。

何にせよ、飛行場に接近してくる機体が、この「ピッチアウト」という言葉を交信したら、基地上空で華麗な旋回を魅せてくれるチャンスです。