航空無線でよく聞く言葉③

その①その②

場周経路について

基地でエアバンドを聞く際に、頭に入れておくと便利なのが場周経路です。
(じょうしゅうけいろ、と読みます)

これは飛行場の周りにトラフィックパターンを設定しておく事で、管制の安全を確保する為のもので、反時計周りに設定されていることが多いです。

これ何故かと言うと、人間は左回りの方が得意な人が多いからだそうです。
例えば、陸上競技のトラックはかならず左に回りますよね?
筆者は飛行機の操縦経験は無いですが、バイクを運転してると、やはり左の方がスムーズに曲がれます。
民間空港などでは、着陸コースの大半が左旋回のアプローチになっています。
例えば羽田空港で昔やっていたチャーリーアプローチなんかは代表的な例ですね。
調べてみると、なかなか面白いですよ。

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で、本題ですが、この場周経路=トラフィックパターンを覚えておくだけで、エアバンドの理解度は格段に向上すると思います。
気をつけるのは風向きが変われば、「逆」になるというところでしょうか。
あくまでも滑走路の使用方向に対する名称なのです。

一般に着陸機はダウンウィンドレグでトラフィックへ合流した後に、ベースレグへと進んでいくパターンが多いです。

ちなみに一つの飛行場に対し、必ずしも場周経路は一つというわけではありません。これは機体が大型になれば、当然それだけ大きな旋回半径を必要とするためです。
ただ、距離が長くなったりはしますが、場周経路の呼び名の順番は一緒です。

①REPORT BRAKE

REPORT BASEやREPORT INITIALと違って、場所ではなくタイミングでの報告を求める交信です。

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BRAKEは「編隊を解除した場合」または「急激に針路を変更する場合」に使われる言葉です。

それにREPORTが付いているので「編隊飛行を解いたら、報告して下さい」という意味合いですね。

主にオーバーヘッドアプローチの際に使用される交信です。

②で説明したPITCH OUTと合わせて覚えておけば、オーバーヘッドアプローチのタイミングを逃さずに見れますね。