連日、梅雨空が続いていた関東。

当初、荒れた天気も予報されていましたが、当日になれば夏を先取りしたような青空と暑さの中で行われた北宇都宮駐屯地の記念行事に行ってきました。

恒例の大編隊から

記念行事は、毎年恒例の所属部隊及び外来機による大編隊飛行からスタート。

先頭のTH-480から最後尾のCH-47まで合計15機の大編隊、離陸の後に所定のコースへ入り編隊を整えます。

大編隊が戻ってくるまでの間、こちらも例年恒例となっているドリル演技。

CH-47チヌークが展示エリアに。

チヌークからドリル演技の隊員達が登場します。

ドリルを担当する隊員は、北宇都宮の航空学校で陸曹航空操縦学生として将来の陸自パイロットとして訓練を受けている方々。

ドリル演技は儀仗銃のM1ガーランドを用いることが多いですが、北宇都宮でのドリルは89式小銃で行われるのが特徴的です。

ドリル演技と来賓挨拶が終わると、先ほど離陸した大編隊が駐屯地上空に戻ってきます。

先頭から航空学校TH-480編隊、同UH-1J編隊、第12ヘリ隊・第1飛行隊のUH-60JA、更にAH-1S、CH-47Jと続きます。

ヘリの機種が豊富なのが、北宇都宮の大編隊の特徴です。

大編隊が戻ってくると、続けてAH-1Sの飛行展示へ。
飛行展示のインターバルが短く、休む暇も無いほど次から次へと展示してくれるのが北宇都宮の展示の嬉しいところです。

暴れ竜が空を舞う
HIRYU・UH-60JA

見所の多い北宇都宮で、個人的に最も楽しみにしているのが第12ヘリコプター隊・第1飛行隊のUH-60JAによる展示飛行。

UH-60JAのコールサインHIRYUから、飛竜(飛龍)のマークと愛称を用いる、こちらの部隊の飛びっぷりはまさに空を暴れるドラゴン

いや、そんなにバンク深くて大丈夫なの!!??

急上昇から機首反転しての急降下

会場に向かって突っ込んでくるんじゃないかと言わんばかりの機首下げ姿勢。

ヘリコプターとしてはかなり大柄な部類に入るUH-60JAですが、その大きさを感じさせないほどの軽快かつ大出力を活かしたパワフルな機動。

これを見るだけでも、来る価値ありです。

また地上展示でも、今年の飛竜部隊はド派手なペイント機を展示していました。

災害対応展示は
警察・自衛隊合同

北宇都宮には自衛隊だけでなく栃木県警の航空隊も置かれており、今回は県警航空隊と自衛隊による合同の災害対応展示が披露されました。

県警航空隊の「なんたい」が上空から被災地の状況確認を実施。
より詳細な状況を確認する為に、自衛隊に偵察部隊の派遣が要請されます。

偵察用バイクと偵察隊員を載せたUH-1Jが被災地へ着陸。
即座にバイクを展開して被災地の状況確認が開始されます。

偵察隊員により救助を要する被災者がいることが判明

県警ヘリから隊員が降下して要救助者の元へ。

更に自衛隊機が駆けつけ、ホイストを使って要救助者の引上げを行います。

要救助者は病院への搬送が必要と判断された為、ランデブーポイントで救急車へとバトンタッチします。

最後はUH-60JAによる機外へ吊り下げての救援物資輸送。

 

北宇都宮では栃木県の防災ヘリも参加する機会が多いのですが、今年は姿が見えず。次回は自衛隊・警察・防災ヘリでの合同展示も期待したいです。

防災展示に続いて、航空基地用の消防車両による放水のデモンストレーション。

後から調べたところ『5000L級救難消防車IB型』と言うそうです。

1枚目のような放水銃で遠くに飛ばす放水はよく見ますが、2枚目のような車体前面に拡散する放水をやってるのは初めて見ました。

ブルーホーネット

北宇都宮の名物とも言える存在、航空学校の教官による臨時曲技飛行チーム・ブルーホーネット

チーム演技担当の5機と、ソロ演技担当の1機、合計6機による華麗な演技が今年も披露されました。

特にソロ機の動きは、ヘリコプターってこんな飛び方も出来るのかと思ってしまうトリッキーな機動です。
(この動きは映像で見た方が凄さが分かるかも)

最後はブルーインパルスのレベルオープナーのように、大きく基地上空で花を開く課目でフィナーレです。

 

最後はやや逆光気味になりますが外来機のお見送り。

官民、固定翼・回転翼問わず、多種多様な航空機が参加するのが北宇都宮の大きな特徴です。

 

梅雨の時期に、幸運とも言えるほどの陽射しと青空に恵まれた北宇都宮。

関係者の皆様、ありがとうございました。