陸上自衛隊の補給統制本部から出されている公告情報に、気になるものが追加されていました。

公告S143号 プロペラ・モーター・アームセット(1)ほか4件

概要:市販品のUAV(無人機)の購入

陸自で市販品の無人機を購入すること自体は決して珍しい話ではありません。

ただ今まで導入された機体を見ると

YAMAHA製:RMAXシリーズ
フジ・インバック製:B-Ⅱ
アメリカ製:スキャンイーグル

など、固定翼タイプか農業用のラジコンヘリベースのみでした。

陸上自衛隊HPより

陸上自衛隊HPより

しかし、今回の調達内容を仕様書で見てみると

「株式会社ネクシス光洋」

という記述があります。

この会社のHPを覗いてみたところ、主に測量用の無人機を用いたサービスの提供や、カナダ製の無人機を販売する代理店業務を行っているとのこと。

取り扱っている機種はAeryon labs Inc製 Sky Ranger

2本のアームで4発のプロペラを付けた、いわゆる「クワッドコプター」タイプの機体です。

カタログなどを見ると最大瞬間風速25m/sや、酷暑から氷点下まであらゆる気象条件に対応可能で、さらに分解しての運搬も可能な、プロ仕様機材とのこと。

その分、お値段も高く最低価格でも2000万円くらいするようですが・・・

自分の知る限り、自衛隊で本格的なクワッドコプタータイプのドローンを調達するのは、これが初めてなのでは?と思います。

ただ、今回の調達数量を見る限り、1式+予備パーツ程度の購入と思われるため

・本格的な調達に向けた試験用
・方面隊で1機だけ調達して、各部隊で使いまわし

といったところだと思います。

自衛隊のUAV事情は全般的に遅れているとも言われるので、この調達からどのように展開するか期待したいところです。