海上自衛隊・海外製小銃を調達予定。SBU装備?

海上自衛隊・海外製小銃を調達予定。SBU装備?

海上自衛隊向け・海外製小銃?

防衛装備庁の調達情報で気になるものがありました。

防衛装備庁・中央調達に関わる公告 輸260-自動小銃(構成品)

詳細を開くと、調達品目は「自動小銃(構成品)」なので、小銃の完成品一式と考えられます。
そして納入先は「海上自衛隊」。
海上自衛隊でも基地警備や艦艇搭載用に小銃を配備しているので、海自に小銃が調達されることは何ら不自然ではありません。
ちなみに、使われている小銃は2017年現在、陸自と同じく64式小銃と89式小銃です。

64式はとっくに生産を終えていますので、現在調達が進んでいるのは89式。

89式小銃の場合、納入元は「豊和工業」。
国内企業なので、この場合は防衛装備庁の「武器調達官」が担当します。

しかし、先の公告を見ると担当は「輸入調達官」になっています。

輸入調達官は、海外からの輸入品を扱う部署であり、国内でのライセンス生産などが無く、海外から直接買い付ける必要がある装備を、この部署が調達しています。

つまり、この「自動小銃(構成品)」とやらは、間違いなく海外製なのです。

ただでさえ小銃の調達数が少ない海上自衛隊で、このような海外製の小銃を調達する可能性のある部隊と言えば、真っ先に思い浮かぶのは「特別警備隊」でしょう。

一つ気になる点としては、納品先が「横須賀」。
しかし特別警備隊の本部は「江田島」。
若干疑問は残る話ではありますが、特別警備隊は組織としては「自衛艦隊」司令官の直轄部隊として存在しています。
(特別警備隊発足に伴う訓令で、特別警備隊・隊長である一等海佐は自衛艦隊司令官の指揮監督を受けるとあります)

つまり隊そのものは江田島にありますが、組織としては横須賀にある自衛艦隊に属するので、その装備品も横須賀に納品、と考えればあながちありえない話ではないかもしれません。

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(流石に特別警備隊の画像は無いので、横須賀の陸警隊さんの画像で代用)

特別警備隊は拳銃にP226、SMGとしてMP5を装備しているという話は以前からあったのですが、小銃は専ら89式小銃(折曲銃床)と言われていました。

DSC_9359

89式の折曲銃床は第1空挺団等も使用している小銃です。

以前よりHK416が試験用に調達されているという噂話はありましたが。

そこに今回、「輸入」の小銃を仕入れるという情報が出たのは、なかなか気になるニュースだと思います。

しかも調達数量が51EA。
試験目的であれば、数丁の調達でしょうから、本格的な導入を前提とした数量だと思います。

残念ながら今回の公告は
「防衛装備庁で、これを買うので、入札参加者募集します」
という内容なので、モデル・メーカーなどを確定する事は出来ません。

今後、調達の契約情報が開示されれば、契約先=メーカーは分かるかもしれませんが。

何にせよ、続報を待ちたいと思います。