【これ、いくら?】潜水艦の部品

自衛隊の装備の中でも、特に機密性が高く、一般人にはほとんど情報が公開されない潜水艦。

DSC_4468

横須賀港及び呉港では停泊している潜水艦を遠くから見学する事は出来ますが、その詳細を知ることはほとんどありません。

DSC_6803

横須賀の基地祭などでは、護衛艦と一緒に展示してくれたりしますが、それでも甲板に乗れるくらいです。
(十分貴重な機会なんですけどね)

そんな潜水艦ですが、最新の「そうりゅう型(計画番号8126)」を例にとると1隻で

513億円(平成26年度予算請求艦)

もう桁が違いすぎて、何が何やら。

ちなみに艦そのものの建造費だけでも380億円くらいするようです。
(ここに搭載品やら何やら追加されていく)

そこで細かく分かる範囲で、どれがどれだけのお値段なのか調べてみました。
(省庁が公開している情報ですので機密云々の心配はありません)

潜水艦の心臓・蓄電池

ディーゼル式潜水艦にとって最も重要なパーツの一つ。「蓄電池」。

潜水艦の艦長さんは、絶えず電池残量を気にしながら、任務に臨まれるそうです。

そんな蓄電池、一体どれだけのお値段かと調べてみたら載っていました。

「1OT」で約14億400万円

高っ!!w( ̄Д ̄;)w

このOTという単位、恐らくは積んでいる数量などから性能を悟られないための一括表記で「ロット=lot」だと思うのですが、果たして1ロットが1隻の蓄電池丸々1式なのか、それとも系統毎の数量なのかまでは資料からは読み取れません。

ただ、蓄電池の使用において「新旧混在」が推奨されないのは技術屋さんならご存知のことかと思います。
そう考えると、艦のバッテリーを1式丸ごと定期的に交換しているという方が、何かとしっくりくるような。

何にせよ、高性能なバッテリーを大量に使用するだけあって、やはりそれなりのお値段はするみたいです。

ちなみに予算計上項目として「維持用」となっているので、恐らく此方は旧式の鉛蓄電池バッテリーだと思われます。
鉛蓄電池でこれなら、最新のリチウムイオン式はどれだけするのやら…

→リチウムイオン式のお値段、判明しました こちらの記事 へ

極秘中の極秘・スクリュー

潜水艦の機密事項でも、最も重要と言われるものの一つが「スクリュー」です。

スクリューの形状や外見は、それだけで相手のソナーに対し、艦を識別する手助けとなる情報を与えてしまうためです。

DSC_1460

例えば羽が水を切る音の間隔が○秒に○回…軸の回転数は幾つ…移動速度はこれくらい…など、羽が何枚あるかだけでも敵にとっては重要な情報なのです。

しかし、このスクリュー。金額は意外にも載っていました。

1ASSY 7333万2000円
(そうりゅう型)

DSC_1444

スクリューだけで都内にお家が買えてしまう…

ASSYは「アッセンブリー」のことで、1つのパーツとして組み上げた状態のことを指します。なので「スクリュー1式」のお値段ですね。
何処までが1式なのかは、やはり不明ではありますが…

しかし潜水艦のスクリューは、推進に伴う雑音を極限まで低減させるため、複雑な形状を完璧に作り上げ、更にそこから磨きに磨きを重ねていくそうです。

非常に莫大な手間隙が掛かっていると考えれば、納得の金額なのかもしれませんね。