各部隊で実戦配備が始まっている16式機動戦闘車・MCV。

その試作型が初めて一般人に公開されたのは2016年1月10日の第1空挺団・降下訓練始めでした。

対して現在、配備が始まっているのは量産型。

先日、駐屯地祭にて量産型を撮影出来たので、試作型が公開された時の画像と見比べてみたいと思います。

一番目立つ砲塔形状

車両の左右斜め前方より撮影した画像を比較してみました。

やはり一番目立つ部分として、主砲周り・砲塔形状の変更が挙げられます。

量産型では台形を上下2つ張り合わせたような形状になっているのが見てとれます。

また砲塔形状変更に伴いレーダー受信機の取り付け位置も変更されています。

個人的に気になるのは量産型主砲横にあるハッチ状になっている部分。
中に何かが入っており、そこにアクセスしやすくするためにボルト留めのハッチになっていると思うのですが、何故このような改修を施したのか気になるところです。

車体正面を見ると、ライトが丸1灯から縦の四角2灯に変更されています。

また前面のモジュール装甲ですが、明らかに分割数が増えているのが見て取れます。

車体の下部を守るような装甲も量産型では追加されています。

分かりにくいので、少し明るく処理した量産型の画像を。

恐らく前輪操舵のステアリング機構の部分を保護するような形になっていると思われます。

被弾・損傷して走行に支障が出るリスクを減らすための措置でしょうか。

機動戦闘車は3種類ある?

さて、試作車と量産型を比較してみましたが。

実は一口に『量産型』と言っても、実際にはマイナーチェンジを繰り返していることが調達資料などより伺えます。

平成29年度調達情報より

  • 第2段階機動戦闘車用特殊工具セット
  • 第3段階機動戦闘車用特殊工具セット

という表記があるためです。

少なくとも平成29年度時点で機動戦闘車には第1段階・第2段階・第3段階の3パターンが存在することになります。

具体的に何号車までが各々の段階に当たるのか、それぞれどのような違いがあるのか、いずれ機会があれば調べてみたいと思います。