陸海空の3軍の中でも、古来より海軍は外交儀礼などに携わる機会が多い組織です。

海上自衛隊も新任幹部の練習航海として練習艦「かしま」を中心とした練習艦隊が毎年世界一周を行い、各地で入港の礼砲などを行っています。

反面「軍隊ではない」という日本国の立場上、海上自衛隊には多くの特殊な用語が使用されています。

「護衛艦」などは、その最たるものです。

これらの特殊な用語、英語だと何と表現するのか。

防衛省の資料から調べて来ました。

護衛艦

護衛艦については”Destroyer”米海軍でいうところの駆逐艦に相当する単語が当てられています。

また、更に大きなくくりとなる自衛艦はSelf defense ship、警備艦がCombtant shipとなっています。

しかし、海上自衛隊の英語版HPを読んでみると

「あきづき」「てるづき」の進水式のニュースでは

A Christening and launching ceremony for the FY 2007 escort vessel “Akizuki” was held on October 13th, 2008, at the Nagasaki Shipyard of Mitsubishi Heavy Industries, Ltd.
(海上自衛隊HPより)

escort vessel=船隊護衛艦の英語が当てられていたり。
(自衛艦籍に入る前にDestroyerは名乗れないということなのかもしれませんが)

また自分も対訳表を見るまで知らなかったのですが、自衛隊の公式な英訳としてDDGやDDHに該当するものは存在しないようです。

DDGもDDHも全部まとめてDestroyerです。

DDHについてはDDH-182「いせ」がフィリピンの災害派遣に向かったときの、海自の公式HP英語版が

In response to Typhoon #30 which struck the Philippines in November 2013, the Minister of Defense issued an order on November 12th for the SDF to engage in international disaster relief efforts.
Following this order, SDF units including the destroyer Ise, the transport vessel Osumi, and the supply ship Towada were dispatched as the maritime unit of the Joint Task Force for International Disaster Relief Group.
(海上自衛隊HPより引用)

Helicopter Destroyer Ise じゃなくて単純に Destroyer Ise 表記になってることも確認できました。

DDH=Hericopter Destroyerというのは「自衛隊の公式な英訳」じゃなくて「海外でそのように呼ばれている」ということみたいですね。

DDGについては海上自衛隊や防衛省発行の文書で見当たりませんでしたが、対訳表にDDGが存在しないのは確かです。

なおDE級についてはDestroyer Escortとなっています。

ちなみに、その他の艦艇については

潜水艦=submarine

掃海艦=Minesweeper ocean

掃海艇=Minesweeper Coastal

など、ほぼ直訳に近い表記が使用されているようです。

他の艦も気になる方は

海上自衛隊の部隊、機関等における英語の呼称について
(クリックでgoogle検索へ)

此方から海自の資料にアクセス出来ます。
(直リンクは貼れなかったので検索で)

痛飛行機弐