航空自衛隊とアメリカ空軍、双方の戦闘機による飛行展示が存分に堪能できる航空祭、三沢基地航空祭の紹介です。

三沢基地(三沢飛行場)って?

太平洋戦争が開戦した昭和16年に海軍飛行場として開設された飛行場で、戦後に米軍基地として接収。
その後、航空自衛隊も駐留するようになった、青森県の太平洋側・三沢市に置かれている基地です。

平成29年現在、駐留している主な航空部隊は以下の通りとなっています

航空自衛隊
  • 第3航空団・第3飛行隊
  • 警戒航空隊・第601飛行隊
  • 三沢ヘリコプター空輸隊

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アメリカ空軍
  • 第35戦闘航空団
    SEAD任務を担当する、通称ワイルドウィーゼルと言われる部隊です

この他に、米海軍の対潜哨戒部隊も、ほぼ常駐する形で利用しています。

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三沢基地までの行き方

最寄り駅は「青い森鉄道」の三沢駅になります。

入場ゲートは「スカイプラザミサワ」の近くにあるところがメインゲートとなりますが、駅からはおおよそ徒歩で2.5km・30分くらいというところでしょうか。
歩けない距離ではありませんが、駅前でタクシー捕まえて楽するのも一手かもしれません。
また駅からメインゲートまで有料のシャトルバスが例年運行されているので、こちらもオススメです。

ちなみに入場ゲートの近くにはビジネスホテルが2~3軒あるのですが、聞いた話では毎年常連さんが来年の分も予約していくので、取れる可能性は極めて低いとのこと。
(何処の箱根駅伝だ)

宿を取るなら八戸市内などの方が、取れる確立は高いでしょう。
青い森鉄道は朝の6時ごろから始発電車があるので、開場時間には十分間に合います。

宿代を節約して入場口の目の前に朝一で行ける裏技

首都圏在住の方だと一般的に前泊する必要がありますが、実は宿代が掛からない上に、入場ゲートまで徒歩数分のところまで、しかも早朝に到着出来るという裏技があるのです。

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夜行高速バス「しもきた号」です。

土曜日の夜19時半頃にバスタ新宿、大宮駅を20時半頃に出発します。

そして、停留所の「三沢市役所」で降車すると・・・

なんと朝の6時前に入場ゲートまで徒歩5分のところに着けるのです!!

但し、3列独立シート・トイレ付きとはいえ、乗車時間約10時間はかなりの体力勝負ですので、体力に自信のある方のみお試しください(苦笑

※注意
最新の運行情報やダイヤ・停留所の変更などは、必ずバス会社の公式HPにてご確認ください

入場の注意

三沢基地は米軍と共用ということもあり、入場に際して手荷物検査が厳しめです。
ちなみに入場検査の担当は米軍ですが、近くに自衛隊の隊員さんも常時います。

ただ筆者の経験上
「グッドモーニング」→(米軍さん、勝手に黙々と調べる)→「オールライト、センキュー」
これくらいで余裕で行けます。
まぁ「カメラバッグ」とか自分の持ち物を英語で軽く説明出来ると、よりスムーズかと。

三沢の注意事項として通称「100cm規制」があります。

100cm

荷物の3辺を合計して100cmに収まるものでなければ、持ち込むことが出来ません。2016年だと「100cmを超える」がNGだったので、100cm以内が許容範囲となります。

折りたたみの椅子なんかは「展開状態」で100cmを超えるとNGです。

あまり細かく一人一人計測している様子はなかったので、厳密に測定しているわけではなく、「大きい荷物は持ち込み禁止」くらいのニュアンスが強いみたいですが、何にせよお持ちのカメラバッグなんかがサイズを超える場合には、何かしら対策を講じた方が良いかもしれません。

ただし、数に限りはないみたいです。

また荷物のサイズ以外では、2016年はエアーバンドのレシーバーも禁止品目に加えられていました。普段の癖で持っていかないように、要注意です。

会場内

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最初に言っておくと、入場してからメイン会場のエプロン地区までが、非常に長いです。

直線距離で1.5km、実際には順路に従って歩くので、大体2kmくらいあるでしょうか。
ゲート通ってから、会場までおおよそ20~30分くらい掛かります。

しかしエプロン地区は、かなり広大に開放されているので、数万人の来場者でも、非常にのびのびと堪能出来ます。
柵もかなり広範囲に延びているので、朝一で入場すれば何処か好みの場所を見つけて前列で余裕で撮影可能です。
(展示機スペース、特にブルーの前あたりは真っ先に混みますが)

ちなみに三沢基地の大きなメリットとして、滑走路に対して観覧エリアが南側に設置されるので終日、ほぼ順光で撮影が可能です。

注意点として、三沢基地はすぐ近くに海のある土地です。
その為、時折、冷たい風が吹いてくることがあり、何かしら1枚調節の出来る衣類を持っておくと身体を冷やさなくて済むと思います。

飛行展示

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まずはオープニングフライト。
上から順にF-2&T-4、E-2C、米海軍からP-8、そしてF-16。

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三沢空輸隊によるチヌークの空中消火デモンストレーション。
約7トンの水が空中から撒かれる様子は、なかなかの迫力です。

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救難隊のデモンストレーション。
ちなみに三沢基地には救難隊は配備されておらず、三沢基地隷下の「秋田分屯基地」として秋田空港・秋田救難隊として任務に当たっています。
(太平洋側は海自の大湊分遣隊などもいるためと思われ)

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F-2vsVADSの対地攻撃デモンストレーション。
会場中央(管制塔前)付近に設置されたVADSに対してF-2が対地攻撃を行う様子を見せてくれます。
どちらかと言うと突っ込んでくる時よりも、離脱の時のハイGターンが、ヴェイパーもド派手に出て撮影のチャンスです(個人的感想)。

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千歳からの外来201飛行隊によるイーグルの飛行展示。
ここまでF-2やF-16の音を聞きなれてると、イーグルの双発の音は、やはり凄まじい迫力なのだなと改めて実感します。

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続けてF-2の編隊機動飛行。
3機のF-2が見事な連携を披露してくれます。

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お昼の休憩を挟んで、午後の1発目はブルーインパルス。
この年は、新課目フェニックスループの初披露でした。

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F-16 PACAFデモチームによるデモフライト。
F-16の性能をフルに発揮するため、ノータンクで豪快にアフターバーナー全開で飛びまわります。
もう、これだけで御飯3杯食えます。いや本当。

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展示課目のラストは、地元第3飛行隊による機動飛行。

F-16の後だと少し物足りなさはありますが、そこは米軍と自衛隊では色々と大人の御事情が。
派手さは無いですが、一つ一つを綺麗に正確に魅せてくれます。

終了後

駅に戻るバスやタクシーが、かなり混雑する&青い森鉄道が輸送能力パンク状態(2両編成とかなので)が例年デフォなので要注意です。
少し時間を潰してから、駅までゆっくり歩いていくのもいいかもしれません。

痛飛行機弐