【これ、いくら?】イージスシステム
イージスシステムのお値段
隣国の弾道ミサイル脅威が増す中、更に重要度を増しているイージス艦。
現在、海上自衛隊にはイージスシステム搭載艦として「こんごう型」4隻と「あたご型」2隻が就役しています。
更に、平成27年度・28年度計画艦として、8200トン級2隻が平成30年代前半に就役予定です。
(予定通りなら、平成30年には1番艦が進水するはず)
イージスシステムというと
これを想像される方もいらっしゃるかと思いますが、正確にはこれは「眼」にあたる部分です。
イージスシステムは上のSPY-1フェーズドアレイレーダーから得た情報を元に、索敵・脅威度判定・迎撃軌道計算・火器管制などの高度な情報処理を一元して行う、システム全体のことで艦にとって「脳ミソ」にあたります。
亜音速や超音速で飛来する敵性航空機やミサイルに対し、その迎撃軌道を瞬時に計算して、更に誘導まで行う、この高性能なシステム。
一体、おいくら億円するのだろうと資料を漁っていたら・・・ありました。
平成28年度随意契約
契約先は米国・米海軍省。
8200トン級に搭載する為のイージスシステムだと思われます。
そのお値段。
87,390,713,040円
( ゚д゚)…桁が…
(つд⊂)ゴシゴシ
(;゚д゚)…11桁・・・?
(つд⊂)ゴシゴシゴシゴシゴシ
(; Д ) …873億…!!??
と、いうわけでイージスシステム一式のお値段、実に873億円(平成28年度価格)
何と戦闘機が8機くらい買えてしまうお値段…さすが世界屈指の戦闘指揮システム…
なお平成27年度の資料には同じ名目で801億円の記載がありました。
多分というか、相手が米国なので為替相場の影響でしょう。
2隻分占めて、1674億円なり。
ちなみに、スーパーコンピューター「京」の開発総費用が、確か1100億円くらいだったと思います。
イージスシステムは、まさに動くスパコン並みの高度なシステムなのです。
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