青空に描くスモーク。ブルーインパルスの飛行隊形

青空に描くスモーク。ブルーインパルスの飛行隊形

先日、東京都心上空でのフライトを実施したブルーインパルス。

筆者も「自宅からブルーインパルスを眺める」という、一生に一度あるだろうかという貴重な体験をさせてもらいました。

今回は2周のフライトで、2種類の飛行隊形が披露されましたが、ブルーインパルスにはまだまだ様々な飛行隊形が存在します。



デルタ隊形

今回の東京フライト1周目で披露された隊形。

1番機を先頭に6機または5機で大きな三角形を組む飛行隊形で、航空祭での展示飛行の際にも課目の中に組み込まれる頻度が多く、特に6機編成としてはスタンダードな隊形の1つです。

5機隊形の場合には、全6機の内、5番機が抜けています(5番機はリードソロ=単機での課目を担当することが多いため)

フェニックス隊形

ブルーインパルスの6機隊形では新しいもので、ブルーインパルスの故郷・松島基地も津波に襲われた東日本大震災からの復興祈願として新たに追加されたもの。

今回の東京でのフライトでは2周目に用いられました。

ピラミッド隊形

デルタ隊形を前後逆にして、進行方向前側が三角形の底辺になった隊形。

リーダーズベネフィット隊形

1番機を先頭に残りの5機が一列の横並びとなる隊形。見栄えが良い為か、記念式典などで用いられる機会が多く、2020年3月に行われた聖火到着の式典でも五輪マークと併せて実施された他、東京都心でのブルーインパルス飛行では2回目となった、国立競技場のさよならイベントでも先のデルタ隊形と併せて実施されています。

上の画像は聖火到着式典の予行の際、通常使用のT-4が臨時編成として1番機にあてられている珍しいシーンです。

ちなみに後ろの並び方は進行方向左から5・2・4・3・6の順番。

 

グランドクロス隊形

 

1番機を先頭に縦に4機、左に2番機・右に3番機がついて、巨大な十字の形を描く隊形。

こちらも国立競技場さよならイベントで披露されたものです。

スワン隊形

1番機と4番機が並んだ後ろに3・6番機が右の翼、2・5番機が左の翼として、大きな水鳥=スワンの形を模した隊形。

こちらも国立競技場さよならイベントで披露された1つ。

なおここから2機減で翼の部分が短くなったアローヘッド隊形も存在します(画像は入間のシルバーインパルス)

ダブルライン隊形

1~3番機が前列、4~6番機が後列で2列の横並びとなる隊形。

ポイントスター隊形

デルタ隊形の2列目と3列目が入れ替わったような形となり、大きな星の形を模した隊形。

ツリー隊形

1~3番機・4~6番機でそれぞれ小さな三角形を組んで、それが前後に連なり樹の形を模した隊形。

毎年、年の暮れの航空祭に参加した際にはツリー隊形で車輪を降ろしたダーティ状態として、ランディングライトをイルミネーション見立てた巨大なクリスマスツリー「クリスマスツリーローパス」を「少し早めのブルーからのクリスマスプレゼント」としてやるのが定番となっています
(ダーティ=車輪を降ろした状態。この状態で行う技・課目はダーティ○○と呼ばれる)

今回は主に6機での隊形を紹介しましたが、実際はこの他に3機や4機での隊形も存在します。

こちらはまた機会があれば紹介できればと思います。