先日、Twitter上にて「○○を撮影するのは・・・」というやり取りを目にしました。

度々、騒ぎになるこの手の話ですが、自衛隊の情報というのは調べようと思えば「公的」な手段で幾らでも調べる事が出来ます。

今回は、どのような情報を調べる事が出来るか、解説していきます。

車両の性能

陸上自衛隊でお馴染みの高機動車。

実は高機動車に関する情報は、自動車のカタログ同様に誰でも自由に閲覧する事が出来ます。

陸上自衛隊仕様書 高機動車GW-D011001U

というのがそれです。

燃費、最高速度、登坂能力etc…

大半は「○○以上(以下)」という「要求仕様」という形で書かれていますが、高機動車がどのような能力を持っているか知るには十分すぎる内容です。

高機動車に限らず自衛隊が使用している機材・道具などについては、その大半が調達関連の仕様書より、詳細を知ることが出来ます。

例えばF-15JやF-4EJ改戦闘機に使用しているタイヤは、どのような耐久性・強度を持っているものか。

防衛省仕様書DSP W 2001F航空機用タイヤ

を見れば誰でも自由に、その情報にアクセス出来ます。

意外と「公開されていない情報」は、少ないのです。

訓練予定

航空自衛隊や海上自衛隊が洋上で訓練を行う場合、基本的に海上保安庁管轄の「水路通報」に、その詳細が記載されます。

例えば、最新版(6/9執筆時)の第3管区海上保安部の水路通報を見てみると

野島崎南東の海域にて6月下旬に自衛隊航空機のフレア発射訓練及び、自衛艦による水上・対空射撃訓練が行われるようです。

場所・日時・訓練内容、全て網羅した内容が記載されています。

筆者は、よく行く百里基地で訓練フライトがあるのか無いのかを調べるのに水路通報を積極的に活用しています。

訓令・規則など

防衛省・自衛隊内部での決まり事を定めた訓令や規則なども、実は自由に誰でも閲覧する事が出来ます。

例えば「自衛隊の航空救難に関する達」を見てみると

こちらは事故発生時に、どの空域・海域を何処の部隊が受け持つかを記した区域図。

救難捜索の際に使用する無線用コールサインも書いてあります。

正直、訓令・規則などは数が多すぎて、個人が趣味で読むにはあまりに時間が足りなすぎるほどです。

自衛隊の訓練・教育、部隊、装備品をどのように扱っているかetc…

知ろうと思えば幾らでも調べることが出来るのです。

 

今回紹介したいのは本当に極一部です。

調達情報や行政文書を細かくチェックしたり、また必要なら開示請求なども行えば、更に詳細な情報を手に入れることも出来るでしょう。

自衛隊は想像以上に情報がオープンな組織なのです。