先日の木更津駐屯地航空祭で、大型輸送ヘリコプター・CH-47チヌークに搭乗する機会を頂いたので、そのレポートになります。

今回乗せていただいたのは、こちらのJG-2932(59232)号機。

自分にとって思い入れのある機体となりそうです。

体験搭乗に先立ち

当選券と引き換えに、搭乗を申し込むためのA4サイズの用紙を1枚もらいます。

これは防衛省の定めで、本来自衛隊の航空機には自衛官しか乗れず、それ以外の者が乗るのは「特別扱い」だからなのです(当然と言えば当然ですね)。
で、部外者が乗るには基本的に本人が申込書を書いて提出しなさいという規則になっています。

といっても住所・氏名・年齢・連絡先くらいですぐに書き終わる内容です。

搭乗前の注意事項

搭乗に先立ち、隊員さんからプロジェクターを使って注意事項の説明を受けます。

①本日の飛行ルート説明

②チヌークに近付くときは絶対後ろから!


これは前後ローターのチヌークにとって非常に重要な説明で、何故かと言うと前側のローターブレードの先端は一番低いところで130cmくらいのところまで来てしまうのです。あのブレードが人間に直撃したら・・・ご想像にお任せいたします。

③台風並みの風が吹き荒れているので、帽子や荷物は要注意

④機内では無闇に物に触らないように+機内は禁煙

⑤機内の騒音は凄まじいので、必要なら耳栓使って

⑤気持ち悪くなったら乗員に声掛けて

必要な説明を聞いて、いざ機内へ

いざ出発

乗り込むヘリを案内されて、ヘリに向かって歩いていくと説明を受けたとおりの凄まじい風!しかも熱い!ドライヤーの熱風でも浴びてるかのような感覚!
エンジンの排熱なのか、それとも駐機場自体が熱いからなのか分からないけど、とにかく凄い風と熱さでした。

機内に乗り込むと、通勤電車スタイルで左右1列ずつ向かい合って着席。
シートベルトお願いしまーすと言われて尻の下を見てみると、シートベルト発見。
シートベルトは旅客機の座席に付いてるのと同じタイプでした。

後部ハッチが閉まって、いざ出発。

旅客機のように滑走せずにいきなりホバリングに入るので、いきなり「フワッ」と浮くような感覚。これはヘリならではかも。

そこから徐々に速度を上げつつ、高度もグングン上昇。

しかし説明された通り、機内の音は凄まじい。
何せ壁1枚挟んでターボシャフト(ガスタービン)が2つも回っているので「キイイイイィーィィーーン」というエンジン音が本当に凄い。

しばらくすると、シートベルト外していいですよとのアナウンス。
席を離れて機内を探索。

ホイストオペレーションパネルとあるので、吊り下げなどに用いるホイストの操作器と思われ。こんな操縦桿みたいなレバーで操作していたのね。

救難無線機と上に付いている赤青のランプと中央にベルみたいなのがあるのは、空挺降下用だろか。
空挺降下の訓練映像で青ランプに変わってベルが鳴り響いてから飛び降りていたのを見た記憶がある。

お邪魔にならない範囲でコクピットを見学させていただく。

このメカメカしいコクピット・・・か、かっこいい・・・

ちなみに外に見えているのは東京湾アクアライン中央の「海ほたる」。
今日のコースは海ほたるのあたりまで飛んで、また木更津に戻るルートだそう。

海ほたるを過ぎて、あっという間に陸地まで。
陸が見えてきたあたりで、再度シートベルト着用の要請。

着陸直前、コクピットからは見えない後部の安全確認で身を乗り出す乗員さん。
外からは見たことあるけれど、機内から見るとなかなか大変そう・・・

そして無事に着陸。着陸は全く揺れを感じませんでした。
タキシング中、後ろに別の体験搭乗のチヌークが。
チヌークの中からチヌークを見る、なんとも不思議な気分。

元の位置まで戻り、体験搭乗終了!

約15分の搭乗でしたが、貴重な機会を頂きました。

木更津駐屯地の皆様、ありがとうございました。

痛飛行機弐