護衛艦見学「いずも」編

筆者が実際に見学へ行った護衛艦のレポートです。

第1回は、海自最大級の護衛艦「いずも」を紹介します。

広告



「いずも」って、どんな艦?

  • ヘリコプター搭載型護衛艦・いずも型1番艦
  • 艦番号:DDH-183
  • 就役:2015年3月
  • 母港:横須賀(2016年現在)

全長248mと旧海軍の空母に匹敵するサイズで、基準排水量は19500トン。
海自の保有する護衛艦としては、最大級の艦です。

dsc_6573

こちらの写真はAPS-Cの18mm広角で撮っているのですが・・・
艦から離れて何とかギリギリ全景が入るという大きさです。とにかく大きい。

見学体験記

dsc_6440

側舷タラップを通って、艦内の格納甲板へと向かいます。

elv

格納甲板から、飛行甲板までは艦載機用エレベーターで送り届けてくれます。
いずもにはインボード式とデッキサイド式の2つのエレベーターがありますが、我々が載せてもらえるのはインボード式の第1エレベーター。
ちなみにサイズは13×20mの260平米でテニスコートと面積はほぼ一緒です。

ちなみに筆者は見たことありませんが、このエレベーターには謎のUMAもとい「馬」が働いているそうで。
気になった方は「いずも 馬」で検索してみてください。

dsc_6444

エレベーター空間の一角にある小部屋。
エレベーターが動く際に、隊員さんが合図を送ったりしているので、エレベーター管制室だと思われます。

dsc_6445

エレベーターの奥にはクレーンやらトーイング車両やらがズラリ。
支援車両用の格納スペースになっているみたいです。

dsc_6460

エレベーターで送り届けてもらって飛行甲板へ。
全長248m、全幅38mのサイズはとてつもなく広く感じます。

dsc_6455

人員輸送用なのでしょうか。
メインエレベーターとは別に小さなエレベーターも存在します。

dsc_6461

いずもに来たら、是非見ておきたいところの一つがこちら。
SeaRAM 近接防空ミサイル。

接近する航空脅威に対して、小型のミサイルによる自動迎撃を行う自己防御装置です。

dsc_6457

バルカン砲を用いる、こちらのCIWSは色々な艦に装備されていて、目にする機会が多いですが、SeaRAMは海上自衛隊で現在「いずも型」にのみ装備されています。
「いずも」の見学でしか見る事の出来ないレア装備なのです。

dsc_6498

デッキサイドエレベーターにはSH-60Jヘリコプターが。
8268号機だそうですが、既に用途廃止=引退した機体を地上支援作業の訓練機材として、いずもが第22航空隊から譲り受けたものだそうです。

視線を船体に戻して

dsc_6512

横須賀の地上アンテナと変わらぬ高さのメインブリッジ。
見学では流石に中は見れませんが、どんな眺めなのか一度見てみたいものです。

dsc_6536

この日はメインマストに2つ桜星の旗が掲揚中。
2つ星は海将補。いずもの艦長は一等海佐なので、この日は艦長より上の階級の方が乗船されていたんですね。

船尾に移動しまして

dsc_6531

いずもの自衛艦旗。後ろに並んでいるのは「きりしま」「おおなみ」など横須賀所属の護衛艦です。
甲板が高いので、他の艦を上から見るという貴重なアングルからの見学も出来ます。

一通り見終えて、再度エレベーターで格納甲板へ。

dsc_6541

格納甲板に設置されていたスイッチボックス。
うーん、なにがなにやら・・・

dsc_65412

よーく見ると鉛筆で色々とメモが書いてあります。
新しい艦はとにかく覚える事が山積みで、隊員の方は訓練漬けの毎日になるそうです。

dsc_6548

いずものロゴマーク。ヤマタノオロチと草薙剣がモチーフだそうです。

dsc_6552

最後に艦尾からの眺めをパチリ。

ちなみに、いずもに限らずDDHの見学に際して最も気をつけて頂きたいのが

dsc_6495

この独特の床面塗装。
実はこれ、航空機を安定させるための滑り止め塗装で、見た目の通りデコボコを通り越してザラザラの非常に荒い塗装になっています。
隊員の方曰く「大根も林檎も擦れる」「人間が転べば紅葉オロシ」だそうで、見学の際にはくれぐれも足元にご注意ください。