百里基地にF-2・第3飛行隊がやってくる(7月上旬まで)
百里ファントムランド、ファントムネスト、老人ホーm…(ゲホンゲホン
301飛行隊、302飛行隊、501飛行隊と、ファントム3個飛行隊で普段はファントムがメインとなっている茨城県百里基地ですが、5月上旬から約2ヶ月間、珍しいお客様がロングステイする予定です
北部航空方面隊第3航空団隷下 第3飛行隊(F-2)の皆さんです。
(写真は第3飛行隊60周年記念塗装機)
第3飛行隊は1956年結成と、現存する航空自衛隊の飛行隊で最も歴史が長く、F-86F、三菱F-1、そしてF-2と運用機体を2回も変更している、非常に歴史のある飛行隊です。
この移動は平成29年5月11日から7月4日までの間、三沢飛行場の滑走路が大規模改修工事に入ることを踏まえての措置で、三沢を本拠地とする第3飛行隊は、しばらくの間、海上自衛隊・八戸航空基地と、第4航空団・松島基地、そして第7航空団の百里基地に間借りする形で、任務や訓練飛行を行います。
百里基地に展開するのは、第3飛行隊のうちF-2が約15機、T-4が数機となっており、しばらくの間、百里を賑やかにしてくれそうです。
なお5月8日時点で既に第1陣は到着済みのようですね。
また、第3飛行隊の所属する三沢は、米軍基地と共用ということもあり、普段は撮影にはいまいち不向きな環境です。
ターミナル展望デッキからの視界の大半は、樹木で目隠しとなっており、滑走路を見渡せるのは、かなり限られた範囲なのです。
その点、百里はアラートハンガー前や、北門などに行くと、かなりの近さで撮影出来るので、普段はなかなか見れない貴重なアングルを拝む事が出来るかもしれません。
個人的には南エンド側から
こんな真正面に近いアングルを狙ってみたり
ウェストサイドで、こんなのが撮れたら、もう鼻血出して倒れますね(確信
ただウェストサイド降りはファントムでも1日1回拝めるかどうかという「運」なので、2ヶ月の間に何度チャンスがあるか。
百里基地のガイドについては、此方をどうぞ
なお、最初に書きましたが今回のF-2展開、約2ヶ月間という長丁場なので、焦る必要は全く無さそうです。(梅雨時に入ってしまうのが難点ですが)
工事期間は5月11日からということで、本格的な訓練開始も恐らくは5月の第3週くらいからと思われますので、筆者もその頃に撮影に行こうと思っています。
何かと撮影のマナーが叫ばれる昨今、焦って近所の方のご迷惑にならないように、お互い気をつけましょう。
オマケ・百里にF-2展開の意外な理由
今回、百里基地に第3飛行隊のF-2が移動するのには、勿論、戦闘機運用基地の中で民間機が少ないのでキャパシティに余裕があるというのも理由の1つだと思いますが、近い将来、第3飛行隊は百里に本拠地を移すという話があります。
これはF-35A飛行隊が三沢に集中的に配備される予定となっているためで、F-35Aの機体数が揃ってきたタイミングで、第3飛行隊は何処かに移動しなくてはなりません。
その移動先がファントムの退役に伴い、空きの出来た百里基地という見立てです。
今のところ河北新報さんの、こちらの記事が数少ないソースとなっていますが
・・・(省略)・・・
防衛省の計画では、F35の三沢配備は2017年度に始まり、20年度までに約20機の1個飛行隊を編成する。20年度には第3飛行隊を百里基地(茨城県)に移し、将来的にF35の飛行隊を2個にするという。
計画通りに百里へ第3飛行隊が移動するのであれば、今回の移動訓練も、それを見越してのことなのかもしれませんね。
[…] 情報ソース:HARUKAZE […]
なるほど、だから最近ファントム以外の音が聞こえると思っていました。
空を見上げるとF-2いいです。
kirigiri 様
ピュアジェットのファントムに聞きなれてると、F-2の音は新鮮ですよね。
あと数年すると、この音が百里の日常になるのかと思うと、楽しみなような、寂しいような。