オジロファントム最後の勇姿。百里基地航空祭2018(前編)

オジロファントム最後の勇姿。百里基地航空祭2018(前編)

12月2日に開催された百里基地航空祭2018に行って参りました。

今回は自家用車駐車場無しという例年に無いシステムが未知数だった事もあり、万全を期して予行日からの泊り掛けでの参戦。

前日の予行で撮った画像も一部合わせてのレポートになります。


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バスは早朝から
長蛇の列

石岡のルートインに宿を取り石岡駅の始発電車よりも早く行動開始。

駅到着は朝の5時前。

さて、どれくらい並んでいるかと行ってみると

めっちゃ並んでる!!
Σ( ̄□ ̄ノ)ノ

その数、推定150~200人といったところか。

更に始発電車が到着すると後ろに並ぶ人・人・人。

駅の東西連絡通路を越えて反対側まで延々と伸びていたみたいです。

バスの受付が始まったのは5時45分頃。しかしここからは続々と到着するバスのおかげで、20分も待たずに乗車。

しかし、問題はここから。

百里のバスといえば
「朝に出発したバスが着いた頃には蛍の光が流れてた」
「途中で断念して歩いた」
という伝説が語り継がれるほど。

さて、何時に着くかと思っていたら・・・

7時前には着いた
Σ( ̄□ ̄ノ)ノ

今年はかなり交通統制されていたようで、道が込んだのは百里基地の正門に着く少し前からだけでした。

警察の方、バス会社の方、基地関係者の皆様、本当にありがとうございます。

航空祭スタート

朝8時半頃にウェザーチェックのT-4が離陸。

続いてオープニングの編隊飛行に臨む為、ファントム達が続々とエンジンランナップ開始。

ファントムのタキシングは何ともいえない迫力があります。

301・302・501、全ての部隊がフォーメーションテイクオフ。

TACディパーチャーの開きを狙って会場の北側に陣取るも、残念ながら読みを外しました。

代わりに救難隊のUHが、すぐ近くでホバリング。

空中給油対応型の60Jは近くで撮れたことがなかったので、これはこれで当たりでした。

オープニングはUH-60Jのソロに続いて

これぞファントムネスト・百里基地。3飛行隊6機によるファントムのデルタフォーメーション。

しかし、これを見れるのも遂に今年が最後・・・寂しいものです。

オープニングフライト後、301と302はコンバットピッチ。

501は搭載されたカメラによる会場内の写真撮影を実施。

撮影された写真はお昼過ぎに会場内に貼り出されていましたが、大判印刷してもはっきりと人の姿が分かるのに驚きました。

百里救難隊

続けて百里救難隊によるフライト。

例年であれば捜索機と救難ヘリのコンビによるフライトが披露されますが

今年はU-125A捜索機は諸般の事情によりお休みとのこと。

救難はスクランブルと一緒で年中無休での待機なので、整備トラブルか何かで機材繰りが出来なかった?

救難のメディックさん、背中にひゃくりんぶら下げてました(笑

メディックが機内に戻ったと思ったら、「うおおお、こっち来る???」と会場がざわつくほど、思いっきりこちらに機首下げ姿勢。

流石に会場真上は飛ばずに、会場の前を綺麗に旋回して飛び去って行きました。

白鷲と黒鷲
スペマ機、夢の共演

百里救難隊の飛行に合わせて、白黒のスペマ機2機が移動を開始。

プログラムにはデモスクンランブルとだけ書いてありましたが、まさかの2機のスペマ機によるフライト。

更にデモスクランブルだけでは終わらず、空対地射撃:AGGの飛行展示にそのまま移行するという至れり尽くせりな飛行展示内容。

更に途中から、飛行パターンを変更。

主翼にも書き込まれたマーキングを魅せるかのように、会場へ背中を向けてのフライト。

本当に良いものを魅せてくれました。

午前を締めくくったのは小松から303飛行隊のイーグル。

当日は太陽が出てくれなかったので前日公開より。

ファントムも十分に大柄な機体ですが、それ以上に大柄で高出力のエンジンを積んだイーグルの機動はやはりド迫力ですね。

後編へ続く