立川オスカー最後の晴れ舞台。立川防災航空祭2019レポート

立川オスカー最後の晴れ舞台。立川防災航空祭2019レポート

秋晴れに恵まれた11月9日、令和最初となる立川駐屯地の立川防災航空祭が行われました。

今年度で引退が決まっているOH-6Dオスカー、立川ではその姿を見れる最後の機会ということもあり、先週の入間に続いて行って来ました。


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恒例の大編隊は17機

9時50分頃から、大編隊のエンジンスタートと離陸で始まる立川防災航空祭。

次々と空へ上がっていくヘリコプターに続き、自衛隊・消防・警察からそれぞれ1機ずつがメイン会場の真正面へと移動。

それぞれの機体から来賓が降りてきて、基地司令がそれを出迎える式典です。

しばらくすると大編隊が戻ってきます。

今年はOH-6Dオスカーを先頭にUH-1J×9機、AH-1S×3機、消防庁が3機、警視庁が1機、合計17機による大編隊となりました。

台風への災害派遣等で例年以上に機体も酷使されていると思いますが、その中でもこれだけの機数による編隊を見せて貰えた事に感謝です。

更にUH-1からの空挺隊員による自由降下展示、音楽隊による演奏が華を添えます。

コブラ大暴れ
災害救助行動展示

立川防災航空祭のメインアクトとも言える災害救助行動展示、例年は観測ヘリOHによる偵察行動から始まりますが今年は最初から一味違った。

最初に進入してきたのはAH-1Sコブラの2機編隊

有害鳥獣駆除=災害派遣でゴ○ラでも倒しに行くんかい!!
と言わんばかりに、ド派手なフライトを披露したAH-1S。

ただ陸上自衛隊では大災害発生時にはその時に飛行可能なヘリコプターを迅速に投入して偵察を実施する為、実はAH-1も災害派遣に出ることはあるのです。

続けて、自衛隊・消防庁・警察のヘリが3機並んでの進入。
3色のヘリが一緒に飛んでいるのは、まさに立川防災航空祭らしい光景です。

各機関の保有する映像伝送機能付きの機体の紹介。
災害時には上空から被災地の状況をリアルタイムで中継して、災害対応の指揮所へ情報を提供します。

警視庁のヘリはそのまま上空へ移動し、拡声器によるアナウンス。
ただこの拡声器の声、防災無線のスピーカーなどと比較するとすごーく聞こえにくいんです。
実際の災害時にはボリュームをもっと上げるのかもしれませんが。

続いて自衛隊と消防による、救急車両からの患者のピックアップ。

更に消防・自衛隊によるホイストを用いた要救助者の吊り上げも実施されます。

ホイスト救助が終了し一件落着、と思いきや今度は被災地にて火災が発生。

消防庁の消防車に加えて、自衛隊の消防車両も火災現場へ急行。

更にOH-6Dオスカーが上空から火災現場の状況を観測する為に駆けつけます。

自衛隊のUH-1Jと消防庁のAW139がそれぞれ火災現場へ空中消火を実施。

最後は虹の掛かる消防車両の放水を横切るように、OH-6Dが離脱。
最後の晴れ舞台に華を添えるかのような、美しい光景でした。

展示終了後、AH-1Sは3機のうち展示の1機を残して早々に木更津へRTB。
最後もド派手に飛んで帰っていきました。

地上展示

例年、各機関や民間のヘリで賑わう立川の地上展示ですが、今年は災害派遣などが多かった為か、他機関の外来機はほぼ無し。

しかしUH-1Jが珍しくホイストを装備した状態で展示してあるなど、工夫を凝らした展示でした。

またOH-6Dは退役した機体へ自由に乗れるというサービスも。
試しに機長席へ乗ってみましたが、右足を掛けながら左足を操縦桿を上手く避けながら反対へと持っていくような乗り方になり、なかなか狭かったです。

CH-47チヌークの地上滑走体験には、航空学校霞ヶ浦と12ヘリコプター隊からJ型のチヌークが参加。
OH-6DとCH-47Jという貴重な組み合わせを、しばらくエプロンで堪能していました。

最後は美しい陽射しの中、それぞれの基地へと戻る帰投機をお見送り。
立川防災航空祭の帰投は、本当に陽射しの当たりが良くて絵になります。

帰り際にはOH-6Dが2機並んで置いてあるという今となっては貴重な場面も。
恐らく立川に限らず、関東でもあと何回見れるか分からない光景でしょう。

ありがとう、そしてお疲れ様でした、オスカー。