霧の晴れた猛暑。三沢基地航空祭2019レポート
この週末、三沢基地の航空祭へと遠征してきました。
移動手段は新宿駅からの高速バス「しもきた号」
三沢基地のメインゲートから徒歩数分のところにある三沢市役所前へ朝6時台に直接着けるという便利なバスです。
しかし今年はやけに早朝から入場待ちが多く、列の長さおよそ800m。
それでも8時頃には手荷物検査を抜けることが出来ました。
まさかの
オープニング中止
当日朝の三沢は視程1kmも無いほどの深い濃霧。
このままでは飛行機飛ぶどころではないというほど一面真っ白ホワイトアウトな世界でしたが、気温の上昇と共に徐々に霧も薄くなり、これなら大丈夫そうだなという期待感。
予定では9時からオープニングフライト。
列の長さ故に、前列での撮影は早々に諦め恐らくショーセンターになるであろう来賓・報道席の近くに陣取りオープニングの上がりを待っていると
「天候により、本日のオープニングフライトは中止となりました」
( ̄Д ̄;)
予定では空自からはF-35、米軍からはA-10とEA-18グラウラーが参加する予定だったオープニングフライト。
なんと、初っ端から目玉が中止。
「代わりに地上タキシングを行います」
タキシングの撮影は諦めてた位置取り。もはやどうしようもない・・・
ここは撮影は諦めて肉眼レフで堪能しました。
でも、飛んでるの見たかったなぁ…
この他にもF-15の飛行展示が中止になるなど、幾つかの変更点が生じました。
F-2機動飛行
オープニングが無くなったので、最初の展示飛行は地元三沢基地の第3飛行隊F-2。
先ほどまで飛行展示が中止になるほどの霧に覆われていた三沢の空。
湿度が高くヴェイパーがこれでもかと言わんくらいに機体を包みます。
F-2の洋上迷彩色には白いヴェイパーがよく映えますね。
F-16
PACAF DEMO
F-2の機動飛行に続いては米空軍のPACAF DEMOチームによるF-16の飛行展示。
この展示は過去にも見たことがありますが、現在のパイロット・プリモさんに交代してからは初めて。
実にクレイジーな飛び方をすると噂を聞いていたので、一体どんな飛びっぷりを見せてくれるのか、期待していると
なんちゅう低さ!!!!
ブルーの垂直尾翼と被る高さで離陸早々に豪快な旋回。
アフターバーナーを豪快に焚きながら、縦横無尽に飛び回るF-16。
極めつけは
ハイスピードパスで機体周辺を包む白い雲、ヴェイパーコーン、初めて見た!!
何というか皆が凄い凄いと口を揃えるのがとてもよく分かりました。
スペマも登場
模擬対地攻撃
続けてはスクランブルのデモに続いて、模擬対地攻撃。
此方にはMany Thanks MISAWA!と尾翼に掲げられたスペマ機も登場。
兜を被った武者のマークを掲げる第3飛行隊、50年以上に亘り青森県で活躍して来ましたが、実は今回が三沢で最後の航空祭。
せっかくのスペマ機が背中を会場側に向けてくれなかったのが少し残念です。
ブルーは4機
午後のフライトはブルーインパルスから。
松島基地では6機揃っての飛行も再開したようですが、今回の三沢では1・4・5・6の4機編隊になりました。
ダーティターン、ファンブレイク、ローリングコンパットピッチなど4機課目は2機に変更して実施。
サンライズは3機
6機のフェニックス隊形で行うループは4機
やはり機数が少ないと、違和感が拭えませんね。
来シーズンはまた6機揃ってのフルアクロを見れますように。
F-16 2回目
F-16機動飛行の2回目は、せっかくなので違うアングルを狙ってみようと会場の端っこに。
午後になって少し湿度が落ちたのか、午前中よりもヴェイパーが減った気もしますが、それでも凄いド迫力。
速すぎて撮るのが難しいと噂のテディケーションパス。
連写しましたが、午前午後それぞれ1枚しかまともにフレームインしませんでした(苦笑
最後を締めくくったのは、空軍型オスプレイCV-22の飛行展示。
飛んでいるCV-22を見るのは初めてでした。
朝の深い霧がウソのように晴れた今年の三沢航空祭。
オープニングフライトのキャンセルで「飛んでるF-35を見る」という当初の目的は叶いませんでしたが、来年こそは元気な飛んでいる姿を見たいところです。
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