海自P-3C航空隊 隠れた名物?「ミニP-3C」
松島基地のブルーインパルスジュニアなど、航空自衛隊にはミニ○○や、○○ジュニアと呼ばれるミニバイクを改造したパフォーマンスが存在しているのはご存知の方も多いかと思います。
しかし、このシリーズ。実は海上自衛隊にもあるんです。
それが、こちら
海上自衛隊航空隊で使用されているP-3C哨戒機をちっちゃくしたミニP-3Cの3機編隊による「P-3Cジュニア」、通称「ミニP」。
今回は、この可愛いミニPをご紹介していきます。
ミニP-3C
ミニPさん達が所属しているのは、千葉県にある海上自衛隊・下総航空基地。
P-3C乗員の訓練・育成を行う下総教育航空群・第203飛行隊などを有する下総基地は、日本全国で活躍するP-3C搭乗員の故郷でもあります。
(P-3Cに搭乗する乗員は操縦士だけでなく、機上整備員・機上武器整備員などもこの基地で訓練を積みます)
その下総航空基地の広報活動の一環として活動しているのがミニP部隊です。
所属している機体(?)は全部で3機。
1番機:機体番号5001
2番機:機体番号5002
3番機:機体番号5003
ちなみに、このミニP-3C、ミニとあなどるなかれ。
プロペラは4発別々に回るし、アンチコもちゃんと点灯、機体形状もテールの磁気探知機まで再現した、拘りの機体なのです。
この他に「ミニイージス艦」もあるのですが、筆者はまだ出会えていません。
実際に、どんな展示を見せてくれるのか、2015年厚木基地での展示でご覧ください(相当端折っていますが…)
本日も海のパトロール、哨戒飛行に出発
領海を荒らす、悪い潜水艦はいねーがー!
と、言ってたら潜水艦出現!
(この潜水艦もP-3Cジュニアのメンバーです)
むっ!潜水艦の気配!
哨戒飛行パターンへ移行!
潜水艦を探知!
やべ!見つかった!逃げろ!
逃がすか!魚雷投下!(ミニ魚雷:ラジコン付き)
ぎゃあああああああ、魚雷があああああああああああ
煙を噴き上げて、大破した潜水艦。
「2番機より報告!敵潜水艦を排除!ミッションコンプリート!」
と、対潜哨戒飛行から実際に潜水艦を発見して、その排除行動に移るまで、一連の流れを「ミニ」で見せてくれます。
最後はメンバー揃って観客に御挨拶。
本拠地・下総航空基地の他、厚木基地のイベントなどにも出張で展示を行ってくれるミニP部隊。
ミニとあなどるなかれ、先ほども書いたP-3Cの細部までの拘りや、潜水艦がちゃんとシュノーケル付き(正直、ここまで再現しないでも潜水艦だと分かるのに、そこをちゃんと作るあたり、ただならぬこだわりを感じます・・・)だったり、更に魚雷着弾すると船体が割れてスモーク出たりと、なかなかのこだわりようです。
まだ見たこと無い方は、是非機会があれば見てみては。
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