最後のファントム祭。百里基地航空祭2019レポート(前編)
1971年の初号機導入から48年、長年日本の空を守ってきたファントム。
ファントム飛行隊発祥の地・百里で、ファントムの参加する最後の航空祭が開催されました。
最後のファントム祭、その勇姿をレポートします。
天候偵察から
ファントム登場
開門から約1時間、7時半ごろ。百里の空にJ79エンジンの咆哮が鳴り響きます。
航空祭開催に際して、朝一で上がる天候偵察(ウェザーチェック)
通常、飛行隊所属のT-4が担当するところを、なんとファントムが登場。
まだ暗い空を436号機と439号機がテイクオフ。
これが天候偵察・・・!?
と言わんばかりに北へ南へ東へ西へ、会場内からも見えるところを縦横無尽に駆け回る2機のファントム編隊。
まさに「ファントム尽くし」の航空祭のスタートです。
天候偵察が終わるとオープニングフライトの為、UH-60J救難ヘリコプターを筆頭に続々と離陸。
航空祭に参加するのは珍しいRF-4EJ。
しかも偵察用のTACポッドにAN/ALQ-131電波妨害装置を装着という実任務さながらの仕様。
RF-4Eは通常塗装907号機と洋上迷彩901号機がフォーメーションテイクオフからのTACディパーチャー。幸運にも位置がバッチリ決まりました。
続く301飛行隊は434号機と356号機でフォーメーションテイクオフ。
それに続いて440号機・通称:獅子丸が前の方にいる来場者の頭と被りそうなくらいの超低空飛行。
からの豪快な引き起こしハイレート。
しかし全体的に雲の多い空模様、編隊飛行も陽の光は期待できないかと思っていたところ
なんと奇跡的に一瞬、陽の光が射した1枚が!!
これには思わず感動。
大編隊の後はファントムは一休み。
救難隊の展示と303飛行隊の機動飛行。
ブルーインパルスは、少し早めのクリスマスプレゼント、クリスマスツリー。
(ダーティーツリーローパス)
しかし「今回はファントムを最優先する!!」と決めていたので、実はこれらの課目の時は格納庫展示の方を見て回っており、写真は最低限となりました。
(格納庫・地上展示編はまた別記事としてアップ致します)
ブルーインパルスのフライトで午前中の展示飛行は終了。
ここから午後のフライトはあまりにも載せたい写真や伝えたい感動が多すぎるため、後編として後日追って公開します。
(今週中には公開できれば)
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