観艦式の抽選に外れた・・・横須賀港や観音崎で陸から観艦式を楽しむ方法

観艦式の抽選に外れた・・・横須賀港や観音崎で陸から観艦式を楽しむ方法

令和初となる海上自衛隊の観艦式。

先日、その一般公開の抽選結果が発表されましたが、筆者は案の定「落選」

青少年枠を超えた一般枠、なかなかそうは上手くいかないものです・・・

観艦式、勿論一番楽しいのは当選して海上で楽しむことですが陸地からでも楽しむ方法は幾つかありますので、今回は

「陸地から観艦式を楽しむ」

そんなポイントを紹介していきます。

なお旅行会社などでクルーズ船を用いた観艦式ツアーも企画されていますが、既に販売終了のところが大半なので今回はそれらは紹介しません。


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横須賀港で楽しむ

観艦式の当日は多くの護衛艦・艦艇が港を出入りするので、横須賀港で入出港を見学するという楽しみ方。

普段の横須賀では1日見学していても入出港が全く無いという日もあるので、船が多く行きかう観艦式の日は絶好の見学・撮影のチャンスです。

横須賀港を撮影出来るポイントは色々ありますが、単純に入出港を見るだけであればJR横須賀駅前のヴェルニー公園が最適かと思います。
トイレや自販機もあって困りません。

また、もっと間近で船を見たいのであれば横須賀の軍港めぐりのクルーズ船に乗るのも一手でしょう。

タイミングが合えばこのようなタグボートと並んでの入港シーンも撮れますが、軍港めぐりの運航時間と入港のタイミングが合うかは賭けになります。
乗船する便によってはガラガラの横須賀港クルーズになってしまいますので注意が必要です。
(この時間の便に乗ればOKというのは書きません、というより入港時間は諸々のタイミングで前後するので書けません)

なお軍港めぐりの船も定員に限りがあるので、早めの予約をオススメします。

観音崎で楽しむ

観艦式に参加する艦艇は横須賀・横浜・木更津の各所を出港して相模湾の展示海域へ進出、その後各々が出港した港へと帰港してきます。

これら全ての艦艇が必ず通過するのが、東京湾の入口である浦賀水道。

そして観音崎はこの浦賀水道でも対岸までの距離が約7kmと最も狭い場所なので、ここを行きかう船舶は肉眼でもはっきり見えるのです。

この時の撮影機材はNikonのDXフォーマット:APS-Cで望遠端300mm(35mm換算:約460mm)ですが、大型のDDH-183「いずも」であれば、ほぼ画角一杯に収める事が出来ます。

こちらは哨戒ヘリSH-60のエスコートを受けながら進むDDG-177あたご。
(同じくAPS-Cの300mm)

海上交通の要所である浦賀水道、ひっきりなしに大型の貨物船やタンカーも行きかうでのそれらと絡めての撮影も面白いです。

DDHであればノートリミングでもAPS-Cの300mmで十分撮影を楽しめますが、DDなどを狙うには300mmではトリミングが必要になるので、それを避けるのであればAPS-C400mmほどが必要かと思います。
レンズ1本で済ませるのであれば、他の船舶や風景と絡めたりするのも考えると100-400mmや200-500mmなどの望遠ズームが良いのではないでしょうか。

観音崎へはJR横須賀駅から京浜急行バスの須24系統でおよそ30分(京急の横須賀中央駅も利用可)。運賃は10月でIC419円・現金420円になります。
1時間に約3本運行しているので時間を気にせず撮影可能です。
駐車場もあり横浜横須賀道路でのアクセスも便利ですが、休日の観音崎は駐車場が込むのでバスの方が良いでしょう。

また観音崎のもう1つの楽しみとして、高台に設置された「礼砲」があります。

観艦式からの帰港時に撃たれるもので、間近で砲撃音を聞くことが可能です。

なお観音崎の欠点として

  • 浦賀水道で1番狭いといっても約3km離れているので近距離での撮影より鮮明差に欠ける
  • 浦賀水道は右側通行で、帰港時は千葉県側を通ることになる
  • 出港の見送りは逆光になるので、順光撮影困難

という点が挙げられます。

ちなみに筆者は繰り上げ抽選もダメだったら、前回の観艦式は観音崎で見ていたので、今回は横須賀港へ行ってみる予定です。