潜水艦は実は意外と近くで訓練をやっている。有名観光地の沖合は潜水艦訓練水域
自衛隊の装備品の中でも特に機密性が高い潜水艦。
横須賀及び呉を母港としているので、これらの港ではいつも姿を見ることが出来る他、鹿児島県桜島の近くに「海上自衛隊鹿児島試験所」があるので、鹿児島湾にも頻繁に姿を現しています。
けれどそれ以外となると基本的に行動は機密で、何処にいるかを知る事は出来ません。
しかし意外と身近なところに、潜水艦が訓練を行う水域が存在するのです。
その1つがここ。
言わずと知れた首都圏のマリンレジャースポット「湘南・江ノ島」の沖合です。
海上保安庁の資料には以下の通り指定されています。
相模湾潜水艦行動訓練区域
34-57-12N,139-08-49Eの地点と城ケ島灯台(35-08.1N 139-36.7E概位)とを結ぶ線以北の区域
34-57-12N,139-08-49Eを地図上にプロットすると、大体伊豆半島の伊東・川奈あたりの海岸線が該当します。
そこから三浦半島の先端、城ヶ島まで真っ直ぐ結んだ線よりも北側の相模湾は、潜水艦が訓練を行う事が予め指定されている水域なのです。
相模湾は数km沖合いに行くと水深が100mを超える海底地形になっているそうで、潜水艦が作戦行動の訓練をやるには横須賀からも近くて好都合なのかもしれません。
江ノ島の展望台から海を見ていたら潜水艦のマストがひょっこり現れるかも?
実際、相模湾でダイビングをしてたら潜水艦のソナーみたいな音が聞こえたなんて話も噂ですが聞いたことがあります。
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