海自はクラスⅣの防弾装備を持っている?契約情報からピックアップ
海上自衛隊の各護衛艦には「立入検査隊」という部隊があり、海上阻止行動(不審な船舶を停止させて、臨検を行うなど)に備えた装備を保有しています。
また海上自衛隊というと、どうしても艦艇勤務の方を想像しますが、基地を警備するために「陸警隊」という組織も存在します。
当然、どちらも銃撃戦を想定してるので、それに備えた装備が用意されていますが、海上自衛隊・横須賀の契約情報を探していたら、こんなものを見つけました。
平成29年度における警備用装備品(防弾衣及び防弾板)性能試験
http://www.mod.go.jp/msdf/bukei/koubo_idx.html
警備用装備品の性能試験に関する調達情報と思われますが、中身を確認すると、どのような条件で試験を行うか、その仕様書が付属していました。
この3番ですが「30口径徹甲弾」となっています。
ボディアーマー、いわゆる防弾チョッキには、防げる弾丸によってクラス(NIJ規格)が定められており、例えばAK47ライフルなどの7.62mmライフル弾(普通弾)などは「クラスⅢ」で防御することが可能です。
先の30口径徹甲弾はNIJ規格でも最上位の「クラスⅣ」が該当するもので、これをテストで使用するということは逆に言えば、海上自衛隊にはクラスⅣ相当の装備品が存在するということになると思います。
(防弾プレートを追加することで、重量と防御能力を調整できるタイプなど)
立入検査隊や基地警備隊は、どうしても普段見れる機会が少ないので、何かの機会で装備品を見学させていただけるのなら、じっくり見てきたいところです。
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