護衛艦見学「いかづち」
横須賀で、むらさめ型護衛艦7番艦「いかづち」を見学してきました。
DD-107 「いかづち」・むらさめ型7番艦
所属:第1護衛隊(横須賀)
就役:平成13年3月(艦齢16年)
基準排水量:4550トン
通称「あめ型」と呼ばれる、むらさめ型7番艦として就役した艦ですが、「雷・いかづち・いかずち」の名前は海上自衛隊だけでも二代目、旧海軍を入れると四代目となります。
初代「雷」→雷型駆逐艦・雷。明治時代
二代目「雷」→吹雪型駆逐艦・雷。昭和時代
三代目「いかづち」→いかづち型護衛艦・いかづち。戦後
そして、この四代目「いかづち」と続きます。明治から平成まで名が受け継がれてきた由緒ある艦なのです。
開場直後に到着したので、混雑は控えめ。列に並んでると
乗員の方が、可愛いミニ「いかづち」を持って、順番待ちの列を和ませてくれていました。
しかし肩の階級章見ると「一等海尉」なので、艦の中ではそこそこ偉いお方ですね。
DD護衛艦の場合、艦長が二等海佐、その下に三等海佐と続くので、その次になります。
VLSランチャー。前級の「あさぎり型」には無く「むらさめ型」から装備されたものです。
艦前方に付いている、此方のVLSはアスロック対潜ミサイル用。
他に艦中心付近にシースパロー対空ミサイル用も装備されています。
62口径76mm単装速射砲。こちらは前級同様の装備になります。
オートメラーラ76mm砲です。
案内の方に「好きなだけ触っていいですよ~近くで写真バンバン撮ってくださいね~」と言って頂いたので
このメカメカしい感じがたまりません。
各種スペックと、砲の下は、こんな感じですよ~という分かりやすいイラスト。
ちなみに最大射程について乗員さん曰く「ここから横浜までは撃てます」だそうです。
振り返って艦橋とCIWS。
ちなみに大学生までの人は、アンケート答えると艦内見学も出来たとか。
こういう時、己の歳が憎い・・・
内火艇。
下にいる通行人が写りこむほどピカピカです。
公開に合わせて磨いたのか、それとも更新したばかりなのか。
短魚雷発射管。
これは、どの艦でもお馴染みの装備ですね。
艦尾の方に移動しまして
俗に「オランダ坂」と呼ばれている、艦尾側舷の傾斜構造。
ただ、元祖「オランダ坂」の「あやなみ型」に比べれば傾斜が緩いと言う事で、「ミニ・オランダ坂」との呼び名もあります。
着艦拘束装置RASTがヘリ甲板で展示されていました。
艦によって、展示してあったりなかったりするので、今回は見れてラッキーです。
RASTを操作するLSO(発着艦管制官)の操作パネル。
うーん、一度動かしてみたい(笑
ヘリ格納庫の中に入ると、「いかづち公用車2号」なるものが。
その正体は・・・
お、折り畳み自転車・・・?確かに「車」ですけどね(苦笑
更に格納庫を見てると、ふと積まれている段ボールに目が
ソ、ソノブイって書いてあるんですけど・・・!?
(ソノブイ=哨戒機から投下するタイプのソナー)
まさか中身入っている・・・?と思いましたが、流石に聞けませんでした。
しかしソノブイって段ボールで納品されるのか・・・と
護衛艦旗を撮影して下船。
艦の後ろ側を撮って見学終了。
艦齢を感じさせないほど綺麗な艦で、乗員の方もとても親切で明るい方達でした。
「いかづち」の皆さん、ありがとうございました。
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