陸自駐屯地祭を見に行く
空を飛ぶ戦闘機や航空機は、基地の近くに行けば、誰でも自由に見学する事が出来ますが、陸の装備は限られた機会にしか見ることが出来ません。
(基地の周りを移動していることは、よくありますが)
戦車や装甲車を見たい!というと真っ先に思い浮かべる方が多いのが
富士総合火力演習(そうかえん)
だと思います。
しかし、年々人気は鰻登りで、倍率は20倍近いプラチナチケットに。
ただ、富士総合火力演習じゃなくても、戦車や装甲車は見れるんです!
イベントによっては空包射撃もやってくれます。
(空砲と言っても火薬を使うので、凄まじい音を体感出来る場合も)
今回は、そんな陸上自衛隊イベントの魅力を紹介していきます。
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どんな装備が見れるの?
どんな装備が見れるかは地域や、その駐屯地の所属部隊によって、かなりバラつきがあります。
逆を言うと、その駐屯地の特色が出るので、それはそれで違いを楽しむのも面白いのですが。
冒頭の写真はFH70 155mmりゅう弾砲の空包射撃展示です。
空砲でも、こんな凄まじいシーンを見ることが出来ます。
動画は81式短SAMの動作展示。とても間近で見学できます。
筆者が行った事のある駐屯地は順次、紹介記事を書いて行きたいと思いますが、何せ数が多すぎますので、筆が追いつかないことをご了承ください。
近くの駐屯地で、どんなイベントが行われるかは
↑で検索する事が出来ます。
陸自駐屯地祭のここがいい
空自の航空祭と比べて「近さ」「体験」の要素が多いのが、陸自イベントの大きな特徴だと思います。
一番、代表的なものだと
なんと!戦車に乗ることも出来ます!
(ただし整理券先着順がほとんど。乗りたい場合はお早めに)
とはいっても、後ろの荷台みたいなところに乗っかるのですが。
しかし、これでも戦車の豪快な加速力と重厚感を味わうには十分すぎます。
ちなみに、この戦車体験用の後ろの「カゴ」。
それぞれの戦車部隊で用意してるようで、部隊によって仕様が違います。
立ち乗りスタイルから、椅子が付いているものまで。
そんな手作り感満載なのも、陸自駐屯地祭の魅力です。
装備を間近で見せてもらえるのも、陸自駐屯地祭の魅力です。
(最近は諸般の事情により、触らせてくれないのが残念ですが・・・)
加えて、演習場などを除けば、航空基地に比べて圧倒的に交通の便が良いので、気軽に参加できます。
陸自駐屯地祭、ここに注意
先ほども書いたとおり、駐屯地祭なら必ず戦車や装甲車が置いてあるとは限りませんので、見たいものがあるなら下調べは必須です。
(普段配備されていない駐屯地でも、他所から持ってくることもあります)
もう一つ、気をつけて頂きたいのが、駐屯地祭はほとんどが
「○○駐屯地・○○年記念行事」
などと名前が付いています。
駐屯地祭は同時に、その駐屯地の年に一度の式典を兼ねているのです。
その為、司令官の観閲であったり、来賓の挨拶などが必ずあります。
観閲行進で戦車や装甲車も登場するので、これを見に行く方も多いのですが、駐屯地の方々にとっては大事な式典ですので、くれぐれも進行を妨げることは無いように気をつけましょう。
また国旗掲揚の際には、隊員は「最敬礼」を行います。
最敬礼を行うのは「天皇陛下」「国旗」「殉職者の棺」のみ、それくらい重要なものなのです。
民間人の我々は、敬礼は行わないですが、帽子を被っていれば脱帽の上、深くお辞儀をするのがマナーだと思います。
しかし最低限のマナーさえ守れば、どんな楽しみ方も自由です。
是非、近くの駐屯地へ出掛けてみてはいかがでしょうか。
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